グレートTHE夏休み2

2005年8月31日
8月4日。夏、真っ盛りの午後。
夏と言えばキャンプ。ということでこの日はキャンプです。

キャンプにお酒は欠かせない。
酒をしこたま買い込む。ビールに、ビールに、ビールに、ビール。
あ、そうそうビールも。おっと、ビール忘れてた。
あとなんだっけ、あ、そうそうビール。それとビールも忘れずに買わなきゃ。
あ、しまった、ビールだ!ついでにビールも。で、ビールだな。
よし。(なんだかんだでシソ焼酎『たんたかたん』もカゴに入れちゃえ!)

 夏の陽気は
 “誰も見ていないところであろうがボケを誘うもの”だ、と自負している。

ってなわけで、ビールを手に入れた一行は、ビールを冷やすべく
クーラーボックスを手に入れた。もちろん中には氷を入れなくてはならない。

氷?

氷の入手方法なんて、簡単ですよ?

そうです。漁業組合に行って買いますよ?格安で。

?親戚の漁師の家に行って氷を買うためのコインをもらう。
?その5kgコインを漁協の氷マシンに入れる。
?天井から垂れ下がっている氷の出口にクーラーボックスを持って立つ。
?ガラガラという音とともに冷たい風がその出口から吹きぬける。
?激しい衝撃とともに5kgもの氷が降ってくる。
?例年通り大爆笑。(実は去年も同じことをば)

という行程を経て、ビールも冷えたことだし早速キャンプの開始です。
(そのときのスーパー馬鹿ムービーを携帯で撮ったのだが是非見せてあげたい)

とりあえずテントを設営し、火を焚く。
持ち寄った、ホッケや、骨付きウインナーや、塩ホルモンや
塩ホルモン、塩ホルモンや、塩ホルモンなどを焼いて食べる。
飲む。食う。飲む。食う。飲む。塩ホルモンを連続して食う。飲む。食う。
などしているうちに、すっかり出来上がった一行は

『温泉に入りたい。』

などと戯言を漏らす。奥尻に住んでいる人は誰でも知っているのだが、
奥尻には、無料の温泉がある。とりあえず屋根つきなのだが、
混浴&汚い&目立たない、などなどあって、俺ら以外が浸かっているのを
見た事がない、という一品、いや逸品なのだ。
しかも、そこはキャンプ現場から程近く、行くにはもってこいであった。

この温泉に入ってこそ、真のキャンプであろう。と酔っ払った俺たちは
なにかとてつもない勘違いをしていた。
そこで酔っ払った俺の親友が「しょんべんしたい」と言い放った。
酔っ払った俺はこう言った「俺が手で受け止める!早くするんだ!」
親友のしょんべんを手で受け止めてこそ、真のキャンプであろう。
酔っ払った俺たちは本当にとてつもない勘違いをしていた・・・。
ちょろちょろちょろちょろ。あぁ・・・いまだ感触が手に・・・。

まぁ、ままあって、無事風呂から上がり、再度塩ホルモンなど焼いて食べる。
すると親友がこう言い出した『彼女に電話をしなくては死んでしまう!』

〜説明しよう。キャンプ現場には携帯の電波が届いていなかったのだ!〜

なので俺は電波あるとこまで行ってかけて来い!と言い、
酔っ払った友達を車に乗せその後姿を見送った。
そのときは親友が交通事故で死ぬよりも
彼女の声が聞けないがために死んでしまうことの方が
おおごとのように感じたのだ。
酔っ払った友達を一人車に乗せ見送ってこそ、真のキャンプであろう。
勘違いはどんどんと方向性を変え、スピードだけを増してゆく。

20分後、彼が無事帰ってきた。車がこちらへ向かってくる。
『パスン!』・・・・。パスン?
そう、彼は飛び出たマンホールに乗り上げ、
その衝撃でタイヤがパンクしてしまったのだ。
まぁ、親友は酔っていたので関係ねーやという様子である。
俺は、どうするんだろ?と思いつつ塩ホルモンに箸を伸ばしていた。
タイヤがパンクしてこそ、真のキャンプであろう?
もはや勘違い一人歩き現象の具現化と言っても過言ではない。

すっかり、酔っ払い、俺らはやたらしっとりとしているテント内で寝ることとなる。

・・・。

翌朝、こげまくったホッケとタイヤのパンクした車、
程よく気持ちのいい二日酔いを僕らに残し、キャンプの神様は去っていった。

そして、夏の一日はまた始まるのである。

しらふになった俺はポツリ、こう呟いた。
『・・・こんなの真のキャンプぢゃないやい!』

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