晴れた日

2006年7月8日 ポエム
晴れた日 曇りの日
さようならと言い、
出来ていなかった覚悟をする日

弱音はきっと吐くだろう
最善と最悪の見分けは付きません
すべてが言い訳だからこれ以上は喋れません、と
希望がある曇り空より
何もない青空に希望を作りたいと願う。
掌返すように俺をぶったたく
その手の温もりは実は本物で

今日も陽は昇ってまた沈む

一瞬の迷いは永遠で
永遠の迷いは一瞬か

何が見えているんだろう?

アマガエル

2006年6月21日 ポエム
森林に木漏れ日差して
腐った倒木に天使舞った
君はカエル
僕の手のひらに乗って
ほら写真とってあげるよ
そんなことしてた10年前
あけびの奥に優しさを感じうる
暖かさと柔らかさとに憧れて
おれはきっと動物であるのだ
沼にたまる泥水を啜るのだ
蔦にぐるぐる巻かれ
息絶えてしまう夢を夢見ている

電柱か大きな岩のようであれ
目覚まし時計か楔のようであれ
茶色い毛布か取っ手の付いた鞄のようであれ

たかだか自由への焦燥か
あるいは訳の分からない願いか知らないが
おれはきっと動物であるのだ
鼻をずずっと啜る音がそう聞こえた

あけびを貪り食うのだ
下の日記だけじゃ寂しいのでブックレビュー。
プロフィールで書いた辻征夫さん。このおっさん、
なかなかにしていい感性の持ち主。おすすめする。

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