レーサーとしての資質

魔女の宅急便を見ると無性に寂しくなる。
キキの住み着いた町をみると何故だか函館を思い出す。
小学生の頃行った函館の町の風景を思い出す。
ジジが喋れなくなる（キキが聞き取れなくなる）ところは
嫌だ。寂しい。だからその、なんというか嫌だ。
オソノさんの髪形を見ると不思議な気持ちになる。
戸田恵子そのままって感じだ。

ブラシがボハッ！っとなるところで大爆笑。
燃やしちゃうわよ！でさらに爆笑。
ブラシに乗って地上ギリギリを飛ぶキキを見て
大型二輪の教習を受ける俺を思い出す。

今日の出来事。大型自動二輪教習、一日目。

大型二輪教習の最後の五分と次の休み時間の最初の五分、
「慣らし教習」とか言って、コースを爆走する。
うちの教習所だけかもしれないが。
2速に入れて、そのままS字やクランク、一本橋など
え？こんなスピードで進入（いや、侵入）していいの！！？と
いったような感じで激走、いや、もはや暴走する。
左右確認一切不要。信号も無視。車が出て行ったのを見計らって
暴走の末、暴走。えーーーー！！！！？って。笑

教官の後ろについていくのだが、教官、速すぎる。
あっという間に行ってしまい、
次にどのS字に入ったのかが分からなくなる。
もう、膝も擦っちゃう勢いで教官がぶっ飛んでいく。
必至に俺らが付いていく。マジ危ない。
まぁそれが面白いんだけど。

無線機を耳の辺りに仕込まれて、それで指示を受けるのだが
そんな教官が一言。

『すぐに隣のクランクに入ったりするからコース取りしっかりしろよ！』

俺は免許を取りに来てるのか、国際A級ライセンスの合宿に参加したのか
分からなくなってしまった。
こんな調子で12時間も教習を受けたら、いつかHONDAあたりから
レーサーとして誘いが来るんじゃねぇか！？ってくらい。

2速といえど、大型二輪ですよ！？
教習コース内で70キロとか出てますけど大丈夫ですか、教官！！？
急加速と、急減速に慣れとけよ〜！とか言うけど、速度超過じゃないっすか！！？
俺、絶対いつかコケるから！笑

いくら休み時間で、周りに他の車いないからって！笑
『会長さん、つま先は前向けてねぇ〜』とか言うけど、
それ以前の問題でわ！？

車の免許取りに来たときはあのS字とかクランクは10キロ以下で走ってたのに
大型二輪はさすが。40キロくらいでスル〜っと抜けてくからね。笑
半端ねぇ。慣らし教習。

「美しい加速姿勢と美しい減速姿勢を身に付けるのを目標にしてね！」
とか言われたけど、ぜってーその前にレーサーとしての資質を身に付けてしまう。笑

二日目。

大型は重い。普段400に乗っている俺には重過ぎる。慣れるしかないのだろう。
750でこれだけ重いのだから、1200や1400、果ては2000や8000など
どれだけ重いのだろう？8000ccのバイク・・・。
ビックカノンだかなんだかってあるんだよな。2速までしかない。

んで、スラローム。コーンをなぎ倒しまくった。教官も大爆笑。
おりゃおりゃおりゃ！と三個くらい連続で倒しまくった。
バイクが倒れない。いや、倒せなかった。こけてしまうんじゃなかろうか！？って。
だが慣れとはすごいものだ。
数回やるうちに、お、この程度なら倒していいな。っていう感覚を掴む。

AT教習を受ける。Suzukiのスカイウェブ650。
タンクが無いので、ニーグリップ出来ずバランスが取りにくい。
8の字走行をするのだがやはり、いつもと違ってやりにくい。
しかも左のレバーはクラッチでなくブレーキ。ついつい右しか握らない。
スクーターに乗ったことが無いので、なかなか慣れれない。
慣れれば、普通のバイクより楽なんだろうな〜。