ポカスカジャン

2006年1月11日
昨日に引き続き被服関係のお話をば。

横須賀ジャンパー。俗世ではスカジャンと呼ばれるそのものの素晴らしさを。

一説ではアメリカの軍隊が使用したパラシュートをジャンパーに改造したものを
アメリカ兵のお土産に売り出したのがその起源である、とか
とある呉服屋が大量に在庫を抱えていた和服(着物)をアメリカ兵へのお土産として
ジャンパーに改造して売ったのが起源であるとか言われている。
アメリカではどうやら『スーベニアジャンパー』と呼ばれているらしい。
スーベニア=お土産、という意味合いらしいのだが。

そう、これは
スカジャン=怖いお兄さん 
という図式を一掃すべく立ち上がった一匹の男の物語なのだ!

とまで言うといいすぎかもしれないが、そうなのだ。
スカジャンはその和柄の美しさ、芸術性をはらみながら、
怖いお兄さんを代表とする悪漢が多く着用しているためイメージが悪いのだ。

これは
バイク=暴走族」「ロック=不良」を代表とする全く根も葉もない偏屈妄想以外なにものでもない!
バイク乗りがすべて暴走族なのか?いいや、ロッシは超が付くほどの好青年だ。
ロックは不良の音楽?いいや、ウチの兄は超が付くほどの不良だがマドンナが大好きだ。
つまり、だ。

スカジャン≠怖いお兄さんであることを覚えておいてくれ。

そして、スカジャンの時代はじきにやってくる。
もう、君達の一歩後ろにはスカジャンが迫り来ているのだ。
先物食いが好きなあなた。スカジャンは今、買いですよ?
もう、恐らくジワジワと来ているはずだ(コレも根も葉もない確信だが。笑)

日本人は特に、自国に興味のない種族なんではなかろうか?
世界では畳やふんどしの旋風が舞い起きているというのに、
やれ柄パンだ、やれフローリングだとのさばっていやがる。
GNP及びGDPを回復させ、不況を抜け出したいと願うのなら
まずドメスティックな製品に目を向けてみるべきではなかろうかっ?!

そこで煌びやかさ、芸術性を求めるなら機能美こそ薄いがスカジャンじゃないか!?
この大寒波の冬にはスカジャンはかなり厳しいが是非、その美しさを知ってくれい!

そこでオススメしたいメーカーが『テーラー東洋』です。
今回、私が買ったのは去年のモデル『緑虎×紫車』です。
まず緑面の虎。コイツがえらく迫力のある刺繍でかっこよすぎるのです。
今にも吼えてきそうな顔がすげぇ。リブの色もセンスが感じられてよろしい。
裏面の紫の車の絵。コレは最初、ちょっとやだなぁと思ったけども何度も見るうちに
なかなかどうして・・・となってきたわけですよ。こういう車とかの柄は『ホットロッド』などと呼ばれ
こういう系の柄はちょっとと敬遠していたのですが、今回、その所見を改めました。

他にはスクリプトを代表とするちょいと新し目のメーカー(というかブランド)も
なかなかお洒落なスカジャンを出しています。これらもかなりいいんだけれども、
伝統的で尚且つ少しアホっぽい柄のものをたくさん出している東洋のほうが俺は個人的に好きです。
以前報告したランチュウ柄のスカジャンはスクリプトのものです。

スカジャンにもジーンズと同じくビンテージというものが存在しています。
これらはアホのように高いです。50万〜80万円というものまであります。
そこんとこはジーンズと一緒ですね。流石にそこまで手を出す勇気と財力はありません。

ちょっと違った服が欲しいなぁと考えてるあなた。
たくさんの候補のうちにひとつスカジャンを加えてみる、というのもいいのではないでしょうか?

どうだろう。これで少しでも

スカジャン=怖いお兄さん

という図式を払拭できたであろうか?
俺はこの図式が成り立っている限り、いつまでも立ち上がり続け、座るつもりなど毛頭ないのだ。

そこんとこヨロシク!

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